「羊毛のしごと」の出版から早くも約10年。
私は、相変わらず、羊毛の手仕事に触れる毎日ですが、この秋、
羊毛のお店を含め、少しだけ情報を新しくした改訂版「羊毛のしごと+」を出版することとなりました。
これから羊毛の手仕事をはじめる人にとって、ためになる一冊になれば嬉しいです。
そして、改訂版の後には、ニードルパンチを使った動物作りの本も出版予定です。
「羊毛のしごと」では、紡ぎや染織、そしてフェルトを幅広く紹介してきましたが、今回の本は、
長年「もみじ市」でたくさんの方々と作り続けてきた絶滅危惧種たちが主役の本です。
是非、手にとっていただけると嬉しいです。
                             2015.09.22

「羊毛のしごと」(2006年9月、主婦の友社より発売。)は、
私にとって、とても大切な本になりました。

これまで、生活の一部として、ごく普通に作ってきた羊毛の物あれこれが、
たくさんの方々の協力のもと、一番良い形で、一冊の本にまとまったように思います。

ゆっくりと四季を追い、春の公園で、秋の山梨で、
そしてニュージーランドへの牧場ロケも含め、
一年半という長い時間をかけることができたので、
その時々の匂いのようなものも、漂ってくるようです。

そんなわけで、どの頁にも、いろいろな思い出がぎっしり詰まっています。

編集者さん、カメラマンさん、そして、デザイナーさんには大変お世話になりました。
そして、もちろん家族の協力なしではできなかったことです。

仕事が多忙な中、フォローしてくれた旦那さん。
撮影に協力してくれた子どもたち。娘は、撮影中に少しお姉さんぽくなり、
ちょうど春休み、ニュージーランドロケにつきあってくれた長男も、めきめき背が伸びました。
子どもたちにとっての一年半は、とても長く、大きな変化がありました。


羊毛の魅力が、まっすぐに伝わること、
そして、本を手に取ってくれた人が、気楽に愉しんでくれることが、何よりの願いです。


出版後から一年たった今、そんな思いとともに、HPを作ることにしました。
本に載せられなかったことも含め、羊毛のしごとや、
その他の気になることを、出来る範囲でアップしていきます。
どうぞ、宜しくお願いします。